2016.12.27 雨
4時半ごろ夢を見て起きた。私は体操服を着て友人と何かの作業を終わらせて一旦会社に戻ってから上司に書類を提出すると一部修正してくれと言われて書類を受け取りスヌーピーの鼻先を切るときの切り取り線を4本ボールペンで書き直そうとするが二回間違える。1回目は書類の上に透明なフィルムが乗っているのに気がつかずその上から書いてしまって2回目は線を引き間違えて修正液で隠した。簡単なことなのにできなくておかしくなる。喫茶店で友人と合流して食事をしに行くがまだ体操服なので少し不安になるという夢だった。トイレに行ってもう一度寝る。七時前にものすごい雨の音とタイヤの空転する音で目がさめる。空気が湿っているしなんとなく温い。春のようだと思う。年末という気がしない。猫が騒ぐので起きて朝食を用意する。紅茶を沸かしてホットケーキを焼いていると社長からメールで今日の仕事が休みになったという連絡が来る。雨なのでちょうどよかった。嬉しくなって音楽をかけてホットケーキを食べる。ストーブをつけて座っていると猫が膝に乗って来る。今日はどこにも出かけずに1日パジャマで過ごすことにする。ぼんやりとツイッターを見ていると芥川龍之介の恋文が流れてきてそのかわいらしさに胸を打たれる。芥川からこんな言葉を贈られた文ちゃんも羨ましいが、それ以上にこんな恋文を書いてしまうくらい文ちゃんを好きになった芥川が羨ましかった。他人の恋心を羨むのはものすごく不毛だと思うが好きなものがある状態はものすごく楽しいので共感して羨望してしまう。猫を撫でたり音楽を聴きながら本を読んだりインターネットしたりしてるうちに昼になった。友人からのリンゴと楽天で買ったホワイトベルグが届いたので昼酒のアテを作る。鮎と大根とジャガイモの素揚げと鳥の唐揚げ。鮎は長時間揚げて骨まで食べた。鳥の唐揚げは余ったので冷蔵庫に入れて弁当にとっておくことにする。ホワイトベルグを飲みつつインターネットを見る。ツイッターも年末の話題が多い。ツイッターを見たり職場に行ったりしなければ年末を感じる要素が自分の生活にはないのでハッとする。今年のことを振り返ったり来年のことを考えたりする。今年は旅行にもよく行ったし特に病気にもならなかった。物はよく壊れたけどわりといい一年だった気がする。和歌山に越して来て初めてのこころ穏やかな年末を過ごしている。去年一昨年の辛さに比べたら上出来だ。16時前に眠くなったので布団に入って21時ごろまで寝たり起きたりゴロゴロしていた。21時過ぎに猫に夕食を出してホットケーキの残りを食べる。紅茶を飲んで洗い物をする。しばらく猫を膝に乗せて台所でぼんやりとしていたが寒いのでまたすぐに布団に戻って23時ごろには寝た。
2016.12.21 曇り晴れ
2016.12.5 晴
2016.12.4 曇雨
2016.12.1 雨くもり
7時には起きた。今日は燃えるゴミの日だから起きないわけにはいかない。猫に朝食を出して外に出ると空は白っぽく明るいが日がさしているわけでもなくぼんやりしたくもりだった。
夜の間に雨が降ったらしいが昨晩は20時前には布団に入って21時ごろには寝たので全く気がつかなかった。家に戻ってコーヒーを飲んで特にすることもないのでまた布団に戻る。
猫も一緒に布団に入って来る。みんな寒い。もう12月になったんだからコタツくらい出せばいいんだけど何となくやる気にならない。どうせコタツに入ってても布団に入ってても同じだ。灯油を買って来てストーブをつけるのが一番いいんだけどそれも灯油を運ぶのが面倒で先延ばしにしている。ストーブをつければ一部屋が何となく温まるのでコタツや布団よりは人間らしい生活ができるはずだけれど。布団の中でツイッターを見ているとだんだん空腹になってきた。が、布団から出るのが面倒で1時間ほど空腹とともにごろごろした。10時半ごろスパゲッティーを作って食べる。
カボチャとウインナーと玉ねぎとニンニクをトマトケチャップと塩胡椒、賞味期限の切れたピエトロで炒めて粉チーズをふった。なかなか下品な味でよかった。食べた後に口が脂っこくなったので白湯を飲んだ。しばらく窓際でぼんやりしていたけど曇っていて寒いのでまた布団に入る。ツイッターも見るものがなくなったのでいろんなものをGoogle検索して遊ぶ。猫も布団に入ってきたのでネットに飽きたら猫を撫でる。14時に布団から出て仕事用の弁当を作る。やる気がないので焼き飯にする。卵とウインナーとネギと米を塩と中華出汁と豆板醤と醤油で炒める。14時半すぎに家を出る。早めに職場に着いて風呂に入る。風呂から出てまだ時間があるので部屋でダラダラする。15時半にタイムカードを押して仕事開始。途中火災報知器の誤作動があったが特に問題なく仕事は終わった。21時ごろ帰宅。猫に夕食を出してコーヒーをドリップする。砂糖と豆乳を入れて飲んで歯を磨いてすぐに布団に入ってインターネットを見る。多分今月はすぐに速度制限がかかると思う。猫が両脇で寝ているのでiphoneの操作がやりづらい。おとなしく目をつむって眠ろうとぼんやりする。2年前の今日のことを思い出す。というか、この間から断続的に思い出していた。2年前の今日は人生で唯一の恋人に電話をかけて振られた日で、その時のやり取りを何回も反芻する。その時の気持ちはその頃の日記に書いてあるしやり取りも全部書いているが読み返さなくても覚えている。私は相手の不誠実さと自分が相手にとって不誠実な態度を取っても構わないと思われているほどにどうでもよい存在であることがひたすら悲しかった。という68文字で処理できる程度に当時のことは咀嚼し反芻し整頓された。思い出すだけで感情の渦に飲み込まれた時期を過ぎ、波立つ感情を抑えながら考察する時期も過ぎ、文章としてまとまったものをただの過去として鑑賞するところまできた。今の身に迫る感情ではなくて思い出としての悲しさはたまに取り出して見ると面白い。こういう気持ちになれるのはもっと先かと思っていたけど案外早かった。またいつか同じようなことがあるかもしれないけどその時はもっと落ち着いていられることを期待している。どうなるかわからないけど。
2016.11.27 雨
6時半くらいに目が覚めたが布団から出るのが嫌で8時ごろまでiphneを見ていた。昔、iphneなどがなかった頃はこういう時間をどうやり過ごしていたのか思い出そうとしていて気がついたんだけど、私は入眠が下手くそで布団に入ってからも二時間ほど眠れず、早く眠らなければならないプレッシャーで余計眠れなくなり布団の中で悶々と過ごすということがほぼ毎日だった時期がある。しかしそれは大学以降はあまり感じたことがない。年に数回はあるが劇的に減っている。おそらく、布団に入ってから(電気を消してから)入眠までの時間がiphneで食いつぶされていて入眠プレッシャーを感じる隙がなくなっている。昔は眠るために電気を消すとインプットが一切なくなって頭の中でぐるぐる考えるのが止まらなくなり、目が冴えて眠れなくなっていた。今は電気を消してもiphneでツイッターなどを読み流しているとあんまり頭を使わずに済むのでそれなりに眠くなって(読むのに飽きて)眠ってしまえる。寝る前に眠れなくて落ち込んだり焦ったりせずに済んで楽になった。
猫に朝食を用意して久しぶりにコーヒーをドリップでいれた。色がきれいだ。米をゆすいで炊飯スイッチを押し、顔を洗う。水道水があんまり冷たくないので今日はそんなに寒くならないだろう。昨日の夜から雨が降っているから冷え込みが抑えられている。外から太鼓の音がしてお祭りをやっているらしい。雨は結構激しい。インターネット見たりしてるうちに仕事に行く時間になる。カレーをスープジャーに入れて出勤。雨なので原付は辛い。職場は暖房が効いていて暖かいがやる気が全く出ない。何もしたくないなーと思う。人と会うのが面倒くさいし喋りたくない。接客に全く向かない状態になっている。お金いらないから帰りたい。などと考えつつも21時前まで働いて風呂に入って帰る。雨は止んでいた。疲れていたので白湯を飲んで猫に夕食を出してすぐ寝た。
2016.11.26 曇り
庭に多分7時すぎに起きた。寒いので布団でグズグズしていると猫が首に乗ってきて首がしまるから苦しい。起き上がって猫たちに朝食を出す。もう早朝でもないのにキリキリと冷えている。冬だ。まだうちには暖房器具がなくて厚着でどうにかしている。そろそろコタツくらいは出すべきだろうか。我慢しているわけではないがなんとなく億劫で現状維持をしてしまう。仕事がなければ寝ていればいいし仕事があるときは家にいないわけで暖房器具がなくてもなんとか過ごしてしまう。なんて事を考えつつコーヒーを飲む。起きてすぐに食べるものを作る気にならないのだけど何か食べないと起き抜けの体温がどんどん奪われていく。ビーフンを戻して大根菜と揚げを出汁と醤油とみりんで炊いて味噌を溶いた汁に入れて食べる。味付けに迷いがあるが食べれるしそれなりにおいしい。温かい汁を飲んで体内から温まる。
午前のうちに草鞋を一足編むことにする。
11時すぎに完成。街に出かけようかと思っていたが寒くて面倒くさくなったのでインターネットで原付の保険の手続きをしてから近所のコープに行く。豆腐と豆乳と生姜、水菜、おかき、卵を買う。帰宅後、おかきをつまみながら四合瓶の黒牛と白湯を交互に飲む。三好銀の漫画を読む。一升瓶から四合瓶に変えたのは自制心からではなくて注ぎやすいかと思ったからなんだけどやっぱりこぼしてしまう。明るい昼間に一人で酒を飲んでるのが一番満ち足りている時間なのかもしれない。
ふと思い立ってゴミを燃やす。
庭にバラの蕾を見つける。
部屋に戻ってインターネットを見てぼんやりする。寒くなってきたのでスープを作って暖をとる。方向性を決めないまま作り始めて結果カレーになった。カレーと味噌はどんな具材でもまとめてくれるので重宝だ。そろそろ夕食を食べてもいいかと思って水炊を作る。猫たちに早めの夕食を出して水炊を食べつつ黒牛を飲もうと思ったが貰い物のポン酢がものすごくおいしかったので酒どころではなく一気に水炊を平らげてしまった。ポン酢の余韻に浸りつつ黒牛を飲む。猫が膝に乗ってくる。ぼんやりと40歳がくる!を読む。雨宮さんが亡くなったと知ったのは福島の帰りに寄った東京でiphneを壊していた私は友人からその話を聞いた。3回くらい聞き返した。ひとしきり驚いてから雨宮さんに告白しとけばよかったと言った。知り合いでもなんでもないし単なる読者だし告白は間違ってるんだけどそういう気持ちになった。好きな人に好きだと伝えることは相手がいなくなれば不可能になってしまうのは当たり前だし知ってたけど改めて分かった気がした。独身で真摯に仕事に取り組んでいてきれいでいることへの努力もしていて危なげな所もあるし悩んでもいる自分より少し年上の楽しそうな人でずっとこんな感じで前にいてくれるのかと思っていた。自分は今後も雨宮さんに共感したり羨んだり手本にしたりすることができると思っていたのだと気がついた。結婚すること子供を持つことをしないことへのプレッシャーを自分で処理しきれなくなった時に雨宮さんの文章を読んでると悩みを聞いてもらえたような気分になれたものだった。それは一時しのぎでしかなかったし自分の問題は自分でしか処理できないのだけど一瞬ほっとすることができたのはとてもありがたかった。雨宮さん本人は結婚したかったのかなと思うけど独身で楽しそうにしてる年上の人の存在はけっこう心強かった。これ以上はあんまりまとまらない。とにかく人は急にいなくなる。好きな人には愛を惜しんではいけない。などと布団の中で考えて22時くらいに寝た。