日記

日記

2019.5.25~26 晴れ

前日、妙に早い時間にうっかり眠ってしまい0時過ぎに起きた。37歳になった。生まれてから38年目が開始された。特に何の感慨も沸かないままツイッターを見る。35歳は自分の中でかなり盛り上がったし36歳は恋人と恐山に行っていたので記念日だな~という感じだったが37歳はものすごく平常運転だ。昨年末に恋人とは別れ年始には同居を解消し、いつもの一人と猫三匹に戻った。ものすごく普通。自然すぎる。無理がない。いつも通りの日々。いつも通りのさみしさ、いつも通りのストレスのなさ。一人の家に一人で帰って猫に出迎えられたり見送られたりしてほぼ予定調和で想定通りの日々が過ぎていく。そういうのが嫌になって人と暮らしていたんだったな~と一年ちょっとの同居期間を振り返る。自分のこだわりの強さと狭量さと繊細さなんかを甘く見ていた。人と同じ空間にずっと居続けることができない。この世のどこかにずっと一緒にいて問題ない、むしろ一人でいるよりいいと思える人がいる可能性はあると思っているがその人を見つけられるかどうかは別の問題だ。でもまだ人のいる家に帰ってみたいなと思うことがある。こういうことをベッドでごろごろしながら考えてるくらいなら飲みに行ってナンパするか出会い系アプリにでも登録すればいいのにかったるい人間だな、と思って歯を磨く。2時も近くなるとタイムラインが動かなくなる。みんな寝ているか、起きていても文章を打ち込まなくなるんだろう。夜中のタイムラインが落ち着くと言っていた人がいた、少しわかる。2時半ごろに眠った。6時半ごろに起きる。すでに十分明るい。猫が私の眼ざめに気が付いて朝食をねだる。すこしごろごろしてから起きる。猫たちに朝食を出す。少し前からもとが金のスプーンに飽きてしまったのでドライフードをサイエンスダイエットに変更した。食いつきは普通。最近気温が夏のようで(最高気温30度)全員食が細くなっている。もう一度ベッドに寝転んで少しの間ボーっとする。顔を洗って寝癖を直してベランダでコーヒーを飲む。すでに暑い。昼夜の気温差が激しい。日中が暑すぎる。昨日からベランダに日よけをつけた。南の島に家を持って猫と一緒に暮らしたいと言い続けて何年たったのか。気温だけ南の島に近づいている。全然うれしくない。ツイッターで誕生日を祝ってもらう。ありがたいことだと思う。これからどうしようか、これからどうしようかの意味が擦り切れるくらいこれからどうしようかと思ってきた。具体的なことは急に決まる。決められるときが来たらすぐに決まる。今はそういう時じゃないんだろう。何かを決めるときはいろいろ切り捨てなければいけないからそれに向けての推進力を貯めている、ストレスだ。9時前にカレーを食べる。味が上手く決まらなかった。中辛のルーに生姜と山椒とかで味を調整したほうが好きな味になりそう。さらざんまいの7話を見る。秘密が漏洩するのがわかっていながらカパゾンビに立ち向かっていくのはすごいなー、でもちょっとバカ…と思う。音楽を流しながら5年前に沖縄から持って帰った漂着物を開封する。人生で一番きれいな場所にいて一番さみしかったことを思い出す。ひたすら砂浜や岸壁を歩いて何かきれいなものを探さずにはいられなかった。本当は自分の話が通じる人間が欲しかった。それがどこに居たって手に入らないのは人にあふれた東京でも同じことで、東京にはあのとき歩き回った海もない。でも人が多いとこの中の誰は話が通じるんじゃないかと思えていい。見えなくても存在していると思えればいつか見つけられるかもしれない。話しが通じる人間っていう言い方はものすごく遠回りな言い方で自分が必要な人間の一部の要素でしかないし本当にどんな人を探しているのかは自分にもよく分からない。見たらそうだと分かるだろうし、違うのも分かる。多分、そういう思い込みと曖昧にぶれる存在だから言語化できない。って言ってどんどん自分の欲求をごまかしていく。部屋が暑い。服を着ているのもしんどい。ランニングとパンツだけでベッドに寝転ぶ。しばらくごろごろしたりインターネットを見て13時過ぎにカレーを食べる。米の量を見誤って異様にたくさん食べた。満腹で横になる、暑い。扇風機を組み立てる。猫が部屋に転々と転がっている。いつの間にか寝ていた。眠ってしまったわけではないけど意識がぼんやりとして夢のようなものを考え続けていた。気がついたら頭がだるい。部屋が暑い。急に暑くなったから体がついていかないみたいだ。少し気持ちが悪い。出掛ける予定を一時間ほど遅らせることにする。氷枕を出して首筋を冷やしながら横になる。クーラーをつけたくないがそんなことを言っている場合ではない気温だ。携帯とモバイルバッテリーを充電しておく。モバイルバッテリーがうまく充電できなくて焦る。結局出掛けたのは二時間後だった。外に出ると家の中よりも涼しい。昼夜の気温差が激しい。夜のことを考えて靴下と長袖の上着を持って出た。中央線で新宿まで行く、そこから地下鉄の大江戸線に乗りかえて六本木に行くつもりが都庁前止まりの電車に乗ってしまう。一旦降りて六本木に行く電車に乗るともう一度新宿を通って六本木まで行けた。大江戸線は地下深い。ミッドタウン内で迷う。なんとか友人との待ち合わせ場所にたどり着く。もう一人の友人を待ちつつ移動。ビールを買う。六本木ヒルズに行く途中で落書きしていい光る柱があったので落書きをする。アートナイトなのでアートがちらほらある。でかくて赤いビニールのボールがあるので押してみる。その向かいのベンチで酒を飲みながら遅れてくる友人を待つ。今回のアートナイトは前回よりも地味らしい。確かに学祭っぽいダサさがある。それはそれとして夜中に町中をうろつくのは面白い。もう一人の友人が到着して、オオタファインアーツを見てから夕食を食べることにする。オオタファインアーツでかわいいTシャツを買って、近くの居酒屋で夕食。餃子、アサリの酒蒸し、キムチ、牛スジ煮込み、川海老のからあげ、だし巻き、あとは忘れてしまった。ビールの中瓶を一本飲む。六本木ヒルズに戻って野外の作品を見る。眠い。庭園の芝生に寝転ぶ。芝生は湿っているが柔らかくてそこそこ気持ちいい。しばらくうとうとする。眠ってしまうわけにもいかず、じっとしてると寒いし服も湿ってきたので起き上がってミッドタウンに戻ってみるが特に見るものがなく、見るものがないことを味わう。とにかく眠い。アートを見てる場合じゃない覚醒レベルになっている。スタバでコーヒーを飲みながらしゃべる。夜はまだまだ長い。コーヒーのおかげで目が覚める。シャキッとしたので森美術館六本木クロッシングを見に行く。誕生日なので入館料を奢ってもらう。うれしい。深夜に美術館に入るのは非日常感が強い。しかも、酒を飲んだあとだ。26日の2時過ぎ。さすがに美術館の展示は面白い。いろいろ話ながら作品を見る。通常営業の時間よりも自由に見れた気がする。しかし暗い場所の展示は眠くなる。4時過ぎくらいに展望室に行こうとしたらすでに日が出ていて朝だ!!もやのかかった東京の朝を見下ろす。東京タワーと海と青山墓地とずっと向こうにスカイツリーが見えた。5時過ぎぐらいまで美術館でうろうろしてクラシックの生演奏を聞きに地上に降りる。生演奏でラジオ体操をする。音がきれいで体はドロッとしていて面白い。三人で牛丼屋に行って朝定食を食べる。ボーッとしていて券売機の使い方が理解できないが卵かけとろろご飯と味噌汁を注文。味噌汁がうまい。温かいものが腹にはいるとほっとする。満腹感と眠気で最高にボーッとしながら帰路につく。楽しかった。帰って猫に朝食を出してシャワーを浴びたかどうか覚えてないけどとにかくベッドに倒れた。

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