日記

日記

2018.12.30 晴れ

早朝5時過ぎに京都から帰ってきた。京都で酒を飲んでから高速バスに乗ったのでわりと眠れた。休憩が一回しか無いタイプのバスでトイレがついているのでそういうのもいいかなと思ったが、ずっと座っているのはとてつもなく疲れてしまい、2~3時間に一度は外の空気を吸って体を動かさないと持たない。新幹線は楽だった…高いけどその価値はある。まだ暗い東京駅の八重洲口で荷物を引きずり千代田線の駅を目指して歩きはじめる。寒い。当然だが人がいない。体がガタガタに痛んでいる。早く帰って風呂に入ってパジャマに着替えて眠りたい。そもそも三日間上から下まで同じ服を着ているし体が窮屈だ。冬の旅は着替えを持たなくても問題ないところが楽でいい。京都はものすごく寒くて、というか、私が京都にいたときは全国的に寒かったのかもしれないが、雪が降っていた。神戸の実家に寄った後、阪急で眠りながら移動して河原町の駅から地上に出たときに見た横殴りの雪。雪を見ると嬉しくなりながら可視化された寒さにうんざりする。友人の家まで歩く間に体の芯まで冷えたので銭湯に行った。熱い湯に肩までつかって人間として活動できる気力を取り戻したが食事をしに行くのが面倒でコンビニで牛丼と肉まんを買って食べた。湯気の出るもの。寒いのはしんどい。大手町駅の入り口はいくつかまだ閉まっていてうろうろする。開いている入り口を見つけて電車に乗る。案外人がいて意外だったが、電車が動くんだから乗る人間がいるのは当たり前だ。スーツを着て朝からどこへ。それとも帰るところだろうか。家の玄関を開けると猫が一匹不審そうに匂いを嗅ぎに来た。ドアから出ないように荷物で猫を押し退けながら靴を脱ぐ。暖房がついていて暖かい部屋。とにかく風呂に入る。服を脱いで熱い湯を頭からかぶるとしんどさが洗い流されていく。パジャマに着替えて荷物の整理は後にして布団に寝転ぶ。横になるのはこんなに楽なのか…横になれただけでありがたい。窓の外はネオンが消えてさしはじめた朝の光で白くなっていく。眠気が引いていくが体は重い。Twitterを見ながら布団に転がっていると猫がやってきて私のことを確かめるようにうろうろする。そのまま一匹は右脇、もう一匹は胸の上で落ち着いた。