日記

日記

2016.12.28 晴れ

7時過ぎに外が明るくて目が覚めた。空気が冷たい。昨日とは違って冬の朝だという感じがする。猫が首の上で寝るせいか肩が凝っていてしんどい。しばらく布団でごろごろしてから起き上がる。寒い。外は晴れているが風が強く吹いているらしい。猫たちに朝食を出して紅茶を淹れる。ストーブをつけてしばらくぼーっとしてから白菜と大根と鶏肉のクリームシチューを作る。白菜と大根を適当に切って水を入れずに塩だけ降って火にかける間に鶏肉を流水解凍する。白菜の量が少なくてあんまり水が出なかったのでお湯を足して鶏肉を入れる。火が通ったらクリームシチューのルーを入れてなんとなく冷蔵庫にあった酒粕も入れる。これは明日の弁当に持っていくことにする。Amazonでコーヒーミルを買うついでにアーモンドフレーバーのインスタントコーヒーとマギーブイヨンと漫画数冊を買う。年末年始の自分への労いのつもりだ。物が届くのは楽しい。買いに行くのも好きだが。今年は友人たちから色々良いものを届けてもらえてうれしかった。自分も友人に贈り物をしたりした。本当はあと2つ贈り物をするつもりだったんだけど何を送るか決めかねたまま保留にしている。こうやって迷っている時間も楽しい。10時前に目玉焼きと昨日の残りの唐揚げ2つと米の朝食を食べる。唐揚げは色々揉み込まずに醤油と酒でさっともんで揚げたものでも十分うまいと思うし楽だ。食器を洗って白湯を飲みながら佐野洋子の「死ぬ気まんまん」を読む。長嶋有の父で古道具屋のニコニコ堂が出て来る話がおもしろい。無気力で無軌道で体力がなくて佐野洋子の家に来るだけで力尽きて泊まって行くとか血圧がないとか書かれている。ぼーっとしていると玄関に人が来た。宅急便かと思ったら友人で驚く。友人が訪ねて来るという可能性が意識にのぼらなくて一瞬誰だかわからなかった。家に上がってもらった後で自分が寝間着のままだと思い出したがもうどうしようもないしいいかと思う。白湯を飲みつつしばらく喋って帰って行った。年末には珍しいこともあるものだ。ツイッター戸川純のインタビューを読む。戸川純の顔を見てると写真なのに不定形というか表情以前のような印象がある。それが不安でもありきれいだなとも思う。元々の造形がものすごく美しいわけではないけど(どちらかと言えばきれいなんだけど)不思議と目が離せない。顔が整っているのは天与のものだけれどそれ以降の個人的な選択によって研磨されたものの美しさが人間にはあるよなーと思う。しかしそれは見ようとしなければ見えずだからこそ自分だけの誰にも共有できない占有の美しさとなるのではないか。自分だけがいいと思えるものがあるのはとても大事だ。そればっかりにこだわってると人とコミュニケーションできなくなりそうだけど。17時過ぎに夕食を食べる。ジャガイモ二個と鶏肉一枚とニンニクを塩コショウで炒めたものとホワイトベルグ。佐野洋子は読み終わったので九十九怪談を読む。猫に夕食を出す。しばらく猫、酒、読書、インターネットをダラダラとやって風呂に入って21時すぎには寝た。