日記

日記

2016.11.26 曇り

庭に多分7時すぎに起きた。寒いので布団でグズグズしていると猫が首に乗ってきて首がしまるから苦しい。起き上がって猫たちに朝食を出す。もう早朝でもないのにキリキリと冷えている。冬だ。まだうちには暖房器具がなくて厚着でどうにかしている。そろそろコタツくらいは出すべきだろうか。我慢しているわけではないがなんとなく億劫で現状維持をしてしまう。仕事がなければ寝ていればいいし仕事があるときは家にいないわけで暖房器具がなくてもなんとか過ごしてしまう。なんて事を考えつつコーヒーを飲む。起きてすぐに食べるものを作る気にならないのだけど何か食べないと起き抜けの体温がどんどん奪われていく。ビーフンを戻して大根菜と揚げを出汁と醤油とみりんで炊いて味噌を溶いた汁に入れて食べる。味付けに迷いがあるが食べれるしそれなりにおいしい。温かい汁を飲んで体内から温まる。

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午前のうちに草鞋を一足編むことにする。

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11時すぎに完成。街に出かけようかと思っていたが寒くて面倒くさくなったのでインターネットで原付の保険の手続きをしてから近所のコープに行く。豆腐と豆乳と生姜、水菜、おかき、卵を買う。帰宅後、おかきをつまみながら四合瓶の黒牛と白湯を交互に飲む。三好銀の漫画を読む。一升瓶から四合瓶に変えたのは自制心からではなくて注ぎやすいかと思ったからなんだけどやっぱりこぼしてしまう。明るい昼間に一人で酒を飲んでるのが一番満ち足りている時間なのかもしれない。

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ふと思い立ってゴミを燃やす。

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庭にバラの蕾を見つける。

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部屋に戻ってインターネットを見てぼんやりする。寒くなってきたのでスープを作って暖をとる。方向性を決めないまま作り始めて結果カレーになった。カレーと味噌はどんな具材でもまとめてくれるので重宝だ。そろそろ夕食を食べてもいいかと思って水炊を作る。猫たちに早めの夕食を出して水炊を食べつつ黒牛を飲もうと思ったが貰い物のポン酢がものすごくおいしかったので酒どころではなく一気に水炊を平らげてしまった。ポン酢の余韻に浸りつつ黒牛を飲む。猫が膝に乗ってくる。ぼんやりと40歳がくる!を読む。雨宮さんが亡くなったと知ったのは福島の帰りに寄った東京でiphneを壊していた私は友人からその話を聞いた。3回くらい聞き返した。ひとしきり驚いてから雨宮さんに告白しとけばよかったと言った。知り合いでもなんでもないし単なる読者だし告白は間違ってるんだけどそういう気持ちになった。好きな人に好きだと伝えることは相手がいなくなれば不可能になってしまうのは当たり前だし知ってたけど改めて分かった気がした。独身で真摯に仕事に取り組んでいてきれいでいることへの努力もしていて危なげな所もあるし悩んでもいる自分より少し年上の楽しそうな人でずっとこんな感じで前にいてくれるのかと思っていた。自分は今後も雨宮さんに共感したり羨んだり手本にしたりすることができると思っていたのだと気がついた。結婚すること子供を持つことをしないことへのプレッシャーを自分で処理しきれなくなった時に雨宮さんの文章を読んでると悩みを聞いてもらえたような気分になれたものだった。それは一時しのぎでしかなかったし自分の問題は自分でしか処理できないのだけど一瞬ほっとすることができたのはとてもありがたかった。雨宮さん本人は結婚したかったのかなと思うけど独身で楽しそうにしてる年上の人の存在はけっこう心強かった。これ以上はあんまりまとまらない。とにかく人は急にいなくなる。好きな人には愛を惜しんではいけない。などと布団の中で考えて22時くらいに寝た。