日記

日記

2016.7.12 曇り時々雨

また日記を忘れた。というかなんとなく書く気にならなかったので書かなかったというか書くこと特になかった。本来の予定がなくなったので11日は友人宅でひたすら眠るか真顔日記を読むかしかしていなかったからだ。移動の翌日は妙に疲れる。当日ではなくて翌日だ。移動当日はしんどい移動が終わって目的地に着いた嬉しさで疲れを感じないのだが、一旦眠って落ち着いて翌日になってみて初めて自分が疲れていることに気がつく。特にやることがなかったのでひたすら横になっていた、わけでもなかった。今思い出したが、散歩に出ていた。しかも一番暑い時間帯に。それでものすごく疲れ切って昼過ぎに帰ってからずっとゴロゴロしていたんだった。猫がいないと昼も夜も関係なくなる。しかも都市部だから24時間開いているコンビニがありいつ何時空腹になろうとも財布一つ持ってちょろっと歩けば食べるものの一つや二つ手に入れるのは容易い。夏は暑いんだから昼間は寝て夜に出歩けばいい。冷たいものも暑いものも調理の手間なく手に入る。ほとんどゴロゴロしているだけだったがアーバンライフを満喫していた。

 

今日も引き続きゴロゴロしている。不意に与えられた無目的をそのまま消費している。友人は出かけているし本格的に暇だ。漫画が落ちていたので読む。妙に悲しい気持ちになる漫画だった。暇だし今日出て行くので掃除をした。どこまでやっていいのかよくわからないので目につくところを適当に片付ける。こうやって他人のテリトリーに働きかけるのは失礼に当たる場合もあるかもしれないなーと思うがそれくらいしかやれることはない。人によって心地よい家の片付け具合があるはずで他人が来る時は片付けるが普段はその辺にいろいろ散らかってる方が落ち着くという場合もあるだろう。北斎だって愛しい俺のゴミって言ってたし(百日紅杉浦日向子)。住む場所の手入れはマーキングに似ている。何を片付けて何を片付けないか自分の過ごしやすさと面倒臭さの綱引きの中で現れる住環境。家事は住環境を支配する。住環境は住む人間に影響を与える。家事をするものが実質家の支配者である。家事をするものがいない家はカオスに飲み込まれ住環境は崩壊し人心は荒廃していく。

 

ひたすらゴロゴロしながら読んでいた真顔日記を読み終わってしまった。他人の断続的な5年間の記録も暇人にかかれば2日で読破だ。真顔日記の二人の生活は理想的だなと思う。猫がいて同居人なのか恋人なのかわからない関係で割り切るところは割り切って淡々と生活している。羨ましい。ヒモが欲しいとは思わないがこういう生活ならしてみたいなーと思える。自分にとっての最適解がいつか見つかるように祈る。17:00過ぎに家を出た。駅まで歩く間に雨がぱらついて少し焦ったが小雨のまま止んだ。駅でピタパが凍結されてるのを解除してもらう。4月から凍結されていた。最寄りの駅では解除出来ないのでここでやらなければならない。解除のためのチケットが見つからずに押し問答になりかけたが財布に入ったカード類の間から発見して無事に解除。早速改札を通る。ちょっと早く着いたのでコンビニでパンとジュースを買って食べる。痩せて汚れたスズメがパンを求めて寄ってきたがすでに全部食べてしまった。烏丸口からバスに乗る。名古屋まで2時間程度。うとうとしているうちに到着。

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眠い。早く次のバスに乗りたいが3時間ほど待たなければならない。外は湿気てはいるが過ごしやすい気候なのでコンビニでおむすびを買って噴水の縁に腰掛けて食べる。自分は今何をやっているのかよくわからない気分になる。今回は名古屋による必要は無かった。本来の予定が少しずつ狂ってこうなった。早くバスに乗って眠りたい。